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大腸(ポリープ)/内科外来

Polyp

大腸(ポリープ)/内科外来Polyp

大腸の病気、大腸がんと大腸の炎症性疾患について

自覚症状がなくても定期的に大腸がん検診を受けることが大切

大腸の病気

大腸は水分の吸収を行い、便を形作る役割を持つ臓器です。日本人の死因で、もっとも多い病気はがんですが、臓器別にみると大腸がんと診断される人、死亡者数とも1、2位を占めています。
では、大腸がんが治りにくい病気なのかというと、そうではありません。
大腸がんは早期の段階では症状を自覚することがほとんどありませんが、その段階で治療を行えば内視鏡による治療で取り切れますし、少し進行しても外科切除で高い確率で完全に治すこと(根治といいます)ができます。
しかし、進行してしまうと外科切除で治ったと思っても再発することや、肝臓や肺など他の臓器に転移してしまえば、がんのために命を落とすこともあります.このような進行した状態になってはじめて便通異常や腹部の違和感などの症状が出現することが多いので,大腸がんを早期に発見するためには自覚症状がなくても検査をうけることが大切です。
40歳以上になりましたら自治体の住民健診や職場の職域健診で定期的に検診を受けることが勧められます(藤沢市でも6月1日から10月31日までの間、70歳以上の方は無料、69歳以下の方は600円で後述する便潜血検査を受診できます)。

便潜血検査で陽性の場合 
精密検査として大腸内視鏡検査で詳しく調べる。

大腸がん検診には便潜血検査と大腸内視鏡検査があります。

便潜血検査

便潜血検査は便の中の目に見えないレベルのわずかな血液が混入していないかどうかを調べる検査です。1cmを超える大きなポリープや大腸がんが発生していると陽性になる確率が高いです。ただし、腸の炎症や痔核などで陽性にあることもあります。2日分の便を調べますがいずれかが陽性になった場合、大腸内視鏡検査で出血の原因を確認することが重要です。便潜血検査が陽性であっても、内視鏡検査で実際にがんが見つかる確率は数%以下ですので、過度に怖がる必要なありませんが、陽性になった場合は必ず次のステップの内視鏡検査を受けることが望ましいです。

大腸内視鏡検査

大腸内視鏡検査

大腸内視鏡検査は長さ130cm、先端径が12mmほどで、肛門から大腸に挿入し、大腸内の状態を観察します。がんやポリープが見つかった場合、必要に応じて組織の採取や切除などの治療を行います。検査は大腸を空っぽの状態にして行うため、検査前日に下剤内服の上、当日の検査前に約1.5リットル(L)〜2.0Lの腸管洗浄液を1-2時間以上かけて服用します。
検査中は腸管の緊張を抑える薬や苦痛をコントロールする薬を使用します。
痔のある方で便潜血検査が陽性になっても痔があるからと言って検査を先延ばしにして進行がんになった方もいますので、便検査が陽性になりましたら必ず大腸内視鏡検査を受けることをお勧めします。
また、便に血が混じる、下痢が続いたり急に便秘がちになったりと便通が今までと変わったなどの症状がある方は、便の検査にかかわらず内視鏡検査をすることで治療が必要な炎症性の変化がわかることもありますので、早めに内視鏡検査を受診することをお勧めします。

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